大前提、モンゴルは総じて治安が良いです。キチンと意識を持てば、観光客や外国人を狙った犯罪は巻き込まれる可能性は低いでしょう。
とは言え、旅行や出張中にトラブルは避けたいところ!
危ないところに行かず、いわゆる「普通」にモンゴルやウランバートル市を満喫するうえで、気をつけるべき点や防犯グッズを紹介してみました。
なお、本記事は2023年8月から2024年11月時点までの計4回の渡航経験から執筆したものであり、最新の治安状況や渡航制限の情報は外務省ホームページから参照してください。
軽犯罪に要注意!
ウランバートル市内の移動や混雑した場所では軽犯罪に注意が必要です。
貴重品を肌身離さず持ち歩き、同行している人たちと日本語で声を掛け合って注意喚起し合う等、お互いにコミュニケーションを取ることが被害の予防に繋がります。
というのも、ウランバートルや他の都市部では、混雑した場所において、スリや置き引きなどの軽犯罪が発生する可能性があります。これらの犯罪は、ちょっとした油断で被害に遭うことがあるため、基本的な防犯意識を持つことが大切です。
例えば、ウランバートルのザハ市場では、非常に混雑しており、周囲に気を取られることが多いため、スリに遭う危険があります。また、交差点の信号待ちの時間帯もご注意を。中には、リュックの底をナイフで切られてしまうケースもあるようです。
私自身、信号待ちをしている時に他の観光客と立ち話をしている間に、バックの中身を不安に思う瞬間がありました。
そんな時こそ、貴重品はジッパー付きのポケットやポーチに入れてを前に抱えるなど、注意を払うことが重要です。
交差点の信号待ちのタイミング等、「荷物、前に抱えましょうねー!」といった日本語で仲間内での張り気味の声掛け一つでも違います。
したがって、モンゴルを訪れる際は、貴重品をしっかりと守ることが必要です。基本的な防犯意識を持つことで、軽犯罪に巻き込まれるリスクを大幅に減らせます。
酔っ払いとは距離を置こう
モンゴルでは、酔っ払った人々とのトラブルにも注意が必要です。酔った状態で絡んでくることがあり、特にガタイの良い人たちに絡まれると、非常に不安な状況に陥る可能性があります。
放っておけば滅多にトラブルにはなりませんが、結構な圧で絡んでくることがあるので、明らかに酔っぱらっている他人とは距離を置いた方が良いでしょう。
個人的な印象、モンゴル人の方って、比較的あまり笑わないイメージで、感情表現が日本人に比べて少なく寡黙、もっと言うと少し無愛想にすら感じる時もあります。そして同時に、酒の消費量が日本人よりも多いような気がします。
アルコールが入ると感情が爆発し、陽気になる人もいれば、逆に他人に絡んでくる人もチラホラ。酔っ払っていると、言葉が通じにくくなることもあり、特に外国人には困った状況になりやすいです。
実際、親切で懇親的な人がメチャクチャ多いです。なので皆ではなく一部のモンゴル人が、他人に絡むような酔い方をしやすい印象です。
例えば、私自身、ウランバートル市内での移動中、建物のエレベーターの中で酔っ払った人に絡まれる経験をしました。無視しつつ笑ってやり過ごしたものの、密室で酔っぱらったガタイが良いモンゴル人が絡んでくるので、164cmと小柄な筆者にとっては、その強引さに少し恐怖を感じる場面もありました。
こうして、酔っ払っている人たちには近づかないようにし、万が一絡まれても冷静に対応することがポイントでしょう。
せっかくモンゴルに来ているので、酔っ払いのせいでテンションが下がっては台無しです。ソーシャルディスタンスを心がけましょう!
防犯グッズで安心旅行
モンゴル旅行をより安全に楽しむためには、防犯グッズを活用することが効果的です。ここでは、旅行中に特に役立つアイテムをいくつか紹介します。これらのグッズを携帯することで、貴重品を守り、軽犯罪のリスクを減らすことができます。
貴重品を肌身離さず持ち歩ける点をポイントに、グッズを選んでみました。
3-1. 貴重品用のポーチ
特徴: このバックパックは、軽量スチールメッシュ(カットプルーフ素材)が内蔵されており、カバンを切られる心配がありません。また、RFIDブロック機能も備わっており、電子機器やカードの情報を守ることができます。ジッパーもロック可能で、スリからの保護に役立ちます。
おすすめポイント: コンパクトで、高い防犯機能が備わっています。旅行先での貴重品を安全に保管できるだけでなく、荷物を簡単に管理できるため、観光地でも快適に過ごせます。
3-2. パスポートケース
特徴: RFID(電波)を遮断することで、クレジットカードやパスポート情報の不正読み取りを防ぐことができます。軽量でコンパクトなデザインかつ、カード類の小物を収納することが可能。
おすすめポイント: 海外でのカードやパスポート情報の盗難を防ぐため、必須アイテム。利用用途も広く、旅行中はこのケースにパスポートやカード類を収納し、アクティビティに集中できます。
3-3. 防犯チェーンロック
特徴: 旅行中に宿泊先で荷物を守るために、スーツケースやバッグに取り付けることができるチェーンロックです。頑丈な金属製で、簡単にカットされることはありません。
おすすめポイント: ホテルの部屋や公共の場所に荷物を放置する場合、これを使うことで不安感を減らし、貴重品を守ることができます。
これらの防犯グッズは機能性が高く、移動先でもその高い防犯性を発揮するはずです。ぜひ旅のお供として事前に用意し、モンゴル旅行をより安全・安心に過ごしましょう。
まとめ
冒頭でも書いた通り、モンゴルは総じて治安は良く、ビジネスや観光もしやすい環境と言えるでしょう。一方で、一部の軽犯罪に気を付ける必要があるのも事実で、貴重品の管理は気を配る必要があります。
ちょっとした備えと防犯意識を持てば、治安的に安全・安心な滞在を実現できると言えるでしょう。
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