ウランバートルはモンゴルの首都であり、近年急速に発展している都市です。
観光やビジネスで訪れる人々にとって、宿泊施設選びはとても重要な要素と言っても過言ではないのでしょうか。
そこで、実際に宿泊した4つのホテルと1つのリゾート施設をレビューし、それぞれの特徴や気づいた点を詳しく紹介します。
まずは、今回の記事は前編として、市内のホテルを3つ紹介してみたいと思います。
後編では、老舗ホテルの「チンギスハーン・ホテル」、そしてあの元朝青龍関が経営しているという「ASALAND」をレビューしているので、気になる方は是非チェックしてみましょう。
バヤンゴル・ホテル
バヤンゴル・ホテルは、ウランバートル市中心部に位置し、観光やビジネスの拠点として非常に便利な立地です。
スフバートル広場やショッピングエリア等の市内の主要な観光スポットにも近いため、観光目的の旅行者にはうってつけのホテルです。
日本大使館からも近く、仕事で訪問するビジネスマンもいるのではないでしょうか。
また、レストランも複数あり、料理選びに困ることも無いと思います。
古いけど、広めの部屋に広めのベッド。ビジネスの疲れを癒すのに悪くありません。
しかし、このホテルにはいくつか気になる点もありました。
まず、ホテル自体がかなり古く、予約サイトの写真よりも実際の施設は年季が入っている印象を受けました。特に、ジムやスパなどのアクティビティ施設はどこにあるのか不明で、十分に充実した施設とは言えませんでした。
朝食に関しても、メニューが少なく、毎日同じような料理が並ぶため、長期滞在には少し物足りなさを感じました。
さらに、ルームクリーニングの際、私が洗面所に置いておいたワンデーコンタクトレンズを誤って全て捨てられてしまったという不注意もありました。
このような小さな事故があったため、サービス面において少し不安を感じる部分もありました。
バヤンゴル・ホテルのメリット:
- 市中心地にあり、アクセスが良好。
- 食事の選択肢が豊富で食事には困らない。
バヤンゴル・ホテルのデメリット:
- 古く、予約サイトの写真と実際の施設にギャップがある。
- 朝食メニューが少なく、同じような料理が繰り返される。
- ルームクリーニングで不注意(コンタクトレンズの放置に要注意!?)
ミレニアムプラザ・ホテル
ミレニアムプラザ・ホテルは比較的新しいホテルで、部屋がきれいでモダンな印象を受けました。
客室はきれいで広々としており、快適に過ごせる空間です。
また、ホテル内にはレストランやカフェ、バー、カラオケルーム(モンゴル人向け感は否めませんが……)があり、夜のエンターテイメントも充実しています。屋上にはルーフトップバーがあり、ウランバートルの美しい夜景を眺めながらお酒を楽しむことができます。
夏の夜は、ルーフトップバーでのんびりするのが、おススメです。
交差点の向かいには、相撲宮殿があり、この周辺にはローカル感が漂うレストラン・飲食店が並びます。
コンビニと隣接していることもあり、食にはあまり苦労しません。
とはいえ、朝食に関しては少し残念な点がありました。
客が少ない場合はビュッフェ形式が中止され、注文形式に変更されますが、その際に注文内容と異なる料理が出てきたことがありました。ちょっとした不安を感じる出来事でした。
また、ホテル内にはきれいなジムも完備されていますが、いくつかのマシンが壊れており、利用中に不便を感じることもありました。
ウェイトトレーニング中には、指が挟まれそうになるトラブルも……
ミレニアム・ホテルのメリット:
- 新しくて部屋がきれい
- お気に入りは、屋上のルーフトップバー
- コンビニに隣接、ローカル食を楽しめる
ミレニアム・ホテルのデメリット:
- 朝食メニューが少なく、客が少ないとビュッフェが中止される(しかも、注文内容と異なる朝食が出てくる……)
- たまに、ジムの設備に不具合があり、メンテナンスが不十分
フラワー・ホテル
フラワー・ホテルは、日本人経営のホテルで、比較的古くはあるものの、きれいに維持されています。
韓国人や日本人のお客さんが目立ち、送迎している中型バスのフロントには、「東武トップツアーズ」さんや「近畿ツーリスト」さん等の大手旅行代理店のプラカードもチラホラ。スタッフの対応も親切で、日本語でコミュニケーションを取れることもあり、安心感がありました。
ホテル内のインド料理レストラン「ナマステ」の本格的なインディアン料理が美味しくてボリューミー、チベット仏教の僧侶さんも時々お客さんとして来店しています。その他のレストランも日本人の口に合う料理が多いほか、朝食のビュッフェメニューも比較的多く、種類が豊富でした。
一般的にモンゴル料理はスパイスが効いていないので、濃い口が恋しくなったら、「ナマステ」へゴーです。
また、個人的に感動したのは、モンゴルのホテルでは珍しく、アメニティとしてボディソープがあったことです。
モンゴルではあまり見かけないアイテムで、ちょっとしたことですが、日本らしいホスピタリティを感じました。大浴場とサウナも、なかなか魅力的で、過小評価は出来ません。
ただし、部屋のクオリティにばらつきがあり、私が宿泊した部屋は夏でも扇風機しかなく、浴室もシャワーのみというシンプルな作りでした。同じホテル内でも、同僚はクーラー完備で浴槽のある部屋に宿泊しており、部屋の良し悪しがかなり違う印象を受けました。
いくら何でも、狭かったかなー……。
また、予約サイトにはジムの設備があると記載されていましたが、実際にはジムがないと言われました。ここら辺がマイナスポイントになるかと……。
フラワー・ホテルのメリット:
- 日本人経営で安心感がある。
- きれいな大浴場とサウナでリフレッシュできる。
- インド料理レストラン「ナマステ」が美味。
- 朝食メニューが広く、アメニティも充実。
フラワー・ホテルのデメリット:
- 部屋のクオリティにばらつきがあり、部屋によっては不便。
- ジムがないと告げられた。
「チンギスハーン・ホテル」と番外編の「ASALAND」のレビューはコチラから!
お楽しみに!
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