12月のモンゴル出張で体験した、マイナス30℃のモンゴルの厳冬。
そんな極寒状況で着る服装なんて、想像ができる日本人も、少ないのではないでしょうか。
私自身も、例えば北海道や富士山頂上等の日本の寒冷地に馴染みが無いので、何を着ていこうか迷いました。
そんな人生で一度あるか無いかの貴重なモンゴルの厳冬をサバイバルするため、用意してよかった防寒用の服装を紹介します。
もちろんモンゴルだけではなく、日常使いとして、寒かったり、雪が降った日の外出にも使えるアイテムです、
基本は重ね着で対策
マイナス30℃の体感は、寒いも何も、息が詰まる程の圧倒的な極寒気候です。
人生史上最低気温の体験を、田舎ではなく、首都で出来る国もそう少ないと思います。
夕方の首都ウランバートル市の中心部「スフバートル広場」から見える大型ビジョンです。
まだまだ明るいですが、立派に寒いのが分かると思います。
こうしたモンゴルの冬の気候があまりにも寒すぎるせいか、使い捨てカイロの効果は感じられませんでした。
手だけではなく、靴の中などにも仕込ませたのですが、残念ながら温まることはありませんでした……
よって、可能な限り、防寒着や防寒アイテムを活用した「重ね着」が重要視されるでしょう。
防寒インナー・レギンス
まず、直接地肌に触れる下着はこちらを用意しました。
イメージとして、極暖ヒートテックのさらに分厚いものを揃えました。
通常のインナーよりも、ボディラインが目立ちずらい「厚手のロングTシャツ」といったシルエットで、室内着としてもアリです。
エアコンが効いているホテルの室内では、この上下だけでウロウロしていました。
インナーソックス
前述のとおり、モンゴルのような極寒地帯では、靴の中に仕込んだホッカイロは効きませんでした。
そこで、インナーソックスで足先を防御した方が、寒さ対策になると思います。
末端を温めたい人にとって、必須アイテムとも言えるでしょう。
インナーソックスは、とにかく保温性を重視してチョイスします。
また、ふくらはぎが隠れる程度の長さの商品を選ぶことで、レギンスの上にインナーソックスが重ね、底冷えせずに暖かく過ごせる工夫も必要です。
こうした理由から、おススメしたいアイテムはこちらです。
2.5mmという厚手の生地、高い保温性、ロングタイプの長さ等といった好条件のアイテムです。
帽子と耳当て
頭部の防寒も、もちろん重ね着です。
外気に触れる帽子は、防寒・防水仕様のナイロン生地で、綿が詰まったフカフカの帽子をチョイス。
また、筆者個人的にはあまり着用したことが無かった耳当てでしたが、これら内側と外側の帽子と組み合わせることで効果が発揮されたと思います。
上下のアウター
アウターについては、一番外気に触れる部分なので、防寒性に加えて防水性を確保したいところです。
実際に用意したものはこちら。
旭蝶繊維さんの防寒着は、防水機能も併せ持っているため、例えば夜に雪が降っていた時にも活躍してくれました。
また、首元がハイネック状になっているため、ネックウォーマーと合わせることで、襟元の防寒対策に有効です。
一方、少し割高ですので、例えばスキーウェアやスノボウェア等のウィンタースポーツ系の防寒着を持っている方はそちらでも代用できると思います。
ウィンタースポーツ系の防寒着が無い方は、「買い」の必須アイテムになるでしょう。
まとめ
冬のモンゴルは、マイナス30℃前後の気温の日が、昼夜問わず、また天候も問わず、続きます。
とはいえ同時に、冒頭でも書いた通り、人生で一度あるかないかの貴重な経験でもあったりします。
是非、万全な防寒対策を準備して、みなさんが冬のモンゴルの寒さを満喫できることを祈願して、本記事を〆たいと思います。
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